Case
<ディレクターインタビューvol.8>前職は地域の安全を守る仕事…!?3兄弟のワンオペ育児に奮闘中
目次
小泉千絵(こいずみ ちえ)
・家族構成:夫(単身赴任中)、息子3人
・担当業務:バックオフィス案件の推進業務、記事制作案件の推進業務、ヨリママの事業推進業務
・働きながらワンオペ育児をこなすコツ:家事はルンバ、幹太くん、食洗器など便利な家電に頼る/料理は週3でワタミの食卓のミールキット、買い物は宅配サービスを利用して時短
憧れの検察事務官になりたくて専門学校に入ったものの夢叶わず、試験で唯一合格した地域の安全を守るお仕事に
ーー本日はよろしくお願いします。はじめに、小泉さんの職歴について教えてください。
はい、よろしくお願いします。
私は検察事務官になりたくて、公務員の専門学校に通っていました。在学中に試験を受けたのですが落ちてしまい、検察事務官にはなれず…。
専門学校ではあらゆる公務員試験が受けられるのでさまざまな試験を受け、唯一受かった「地域の安全を守るお仕事」に新卒で入りました。
ーーなぜ、検察事務官になりたいと思ったのですか。
木村拓哉さんのドラマの「HERO」ってご存知ですか?そのドラマに出ている松たか子さんが演じているのが検察事務官なんです。そのドラマに憧れて(笑)、検察事務官になりたいと思っていました。
事務に転職するも「この仕事は何の役にたっているのか」「スキルがないからここで続けるしかないのかな」とモヤモヤ
ーーその後はどんなお仕事を経験しましたか?
退職後は携帯電話の販売代理店で半年間勤め、その後はそこのつながりでご縁があった会社に入社し、産休育休も含めて事務職を6年経験しました。
その職場では、営業の成績を管理する業務を担当していました。当初は「文字を入力できる」程度のパソコンスキルでしたが、入社してすぐに3日間、みっちりととてもハードなExcel研修があり、そこでExcelスキルをある程度習得できました。そのスキルは今でも役に立っています。
ーー具体的にはどのような業務を担当していたのですか?モヤモヤした事などもあれば教えてください。
営業の人たちの成績を集計し、毎日ランキングにして上司に報告するという作業をしていました。ひたすら毎日同じことのくり返しで、作業を行っているうちに「私の仕事は何の役に立っているのか」がわからなくなっていましたね。
その仕事で「ありがとう」と言われることもなく、目標もないし達成感もない、楽しいと思える業務がない…。ただ、「私には他にできることがないから、この会社で続けるしかない」と思っていたという感じです。その会社は、たまたま夫の転勤が決まったことをきっかけに退職しました。
三男の病気が発覚し、在宅ワークを探すも見つからず。手探り状態でやってみたアフィリエイトをきっかけにエニママとのご縁が
ーーエニママにはどのように出会いましたか。
転勤先でパートを探そうと思った矢先に三男の病気が発覚し、自宅でできる仕事を探しました。当時は在宅ワークが全然ない時代だったので、クラウドソーシングサービスなどで案件をもらったりしていたのですが、雀の涙程度の報酬でした…。
「自力で何とかしよう!」と、独学でアフィリエイトサイトを立ち上げブログを毎日書いたりもしていたことも。
アフィリエイトのブログ運営をきっかけに、ちゃんとしたライティングのお仕事に挑戦したくなり、行政の在宅ワーク推進セミナーに参加したんです。そのセミナーに企業とマッチングしてくれるシステムがあり、エニママと出会いました。
「私には絶対できない」と思っていたディレクター業務 「喜んでもらうためには」を意識したら仕事が楽しくなった
ーークラウドソーシングなどの在宅案件とエニママで違うと思った部分はありますか?
エニママに出会う前までは、仕事相手は「クライアント様」、私は「下請け」というイメージで仕事をしていました。
しかし、エニママのディレクターは「一緒に頑張るんだよ」と寄り添ってくれるスタンスですし、困った時には誰かが相談に乗ってくれる環境がありました。「心の支えにもなってくれるんだ」と、嬉しかったのを覚えています。
あとは、クラウドソーシングで受注した案件は小銭稼ぎ程度の単価だったので、エニママの案件では「お札がもらえる」と、報酬の面でもすごく衝撃的でした。
ーーエニママでディレクター業務をやってみてどうでしたか?
まず最初につまづいたのは、テキストベースのやり取りとビジネス用語です。テキストだと、伝えたい事がうまく伝えられない…。
また、ママとクライアントどっちの話を優先させればいいの?と悩んだ事もありました。
他のディレクターさんが素早く仕事をさばいているのを見て、「ヤバいところに来てしまった。私には絶対できない!」と当時は思っていましたね。
ーーその状況を乗り越えられたのはなぜですか?
先輩ディレクターの仕事を見て、わからないところは質問しながら、徐々に慣れていきました。
その過程で、先輩ディレクターたちはただ業務を早くこなしていたり、どちらかを優先させたりしている訳ではなく、クライアントやママに「寄り添う」「相手に喜んでもらえることに重きをおいている」のだ、ということに気付いたんです。
それを念頭において仕事に取り組んでいたら、だんだんとモヤモヤがすっきりとしてきて、「私にもできるかも」と思えました。
ーー現在はどんなディレクター業務を担当していますか?魅力もあれば教えてください。
バックオフィス案件が多いですね。あとは、埼玉県寄居町の町役場と連携して、地域のママたちに在宅ワークを紹介する「ヨリママ」の事業推進も行っています。
特に、ヨリママのセミナーではママ達と実際に会えるので、最初は「怪しい」と思いながら説明会に参加してくださったママたちが活躍していく成長過程を間近で見られるのがすごく魅力的です。
ママの仕事姿を見て我が子が成長していく喜びもありつつ、「ママは仕事で忙しい…」寂しさから子ども達に影響が
ーーエニママでは週何日働いていますか。
今は週4で働いています。
というのも、以前は週5で勤務していたのですが、三男が月曜の朝になると毎週熱を出すようになってしまったんです。お医者さんに「精神的なところから来てるかも…」と言われ、パパは単身赴任で私もフルで働いていたので「寂しくて限界が来てしまったのではないか?」という事があったんですね。
それと同時に、長男次男も学校で問題行動が多くなっていました。忘れ物をした時に「ママが仕事で忙しいから声がかけられなかった」と言っていたと先生から聞いて、「このままじゃだめだ、子ども達が壊れちゃう」と、月曜日は休みにすることに。「月曜日休みだから、保育園休んでもいいよ」と言ったとたん、三男がぱったりと熱を出さなくなったんです。
特に朝、仕事があるとどうしても「早く」と言ってしまいがちだったので、それが影響していたのかなと反省しましたね。
ーー在宅ワークならではのお子さんへの影響などありましたか。
私がエクセルで数式を組んでいる姿を見て、長男が「おもしろそう」と思ったようで、1年生の時からプログラミングを習っています。ママが仕事をしている姿を見せることにより、「社会ってこういうものなんだ」と興味を持てるところがいいなと思いますね。
自ら進んで行動できる人にオススメ!ディレクターになったら「楽しい」を共有しよう
ーー最後に、ディレクターに興味がある方に向けてメッセージをお願いします。
エニママのディレクターは、積極的に自分から質問する人が多いです。わからない時は細かいところまですり合わせをできる人が多いので、受け身の人や指示を待つタイプの人にはきつくなってしまうだろうなと思います。
というのも、「出来ていない」が続くと気持ち的につらくなってしまうと思うんですね。
案件に入った時に、先輩ディレクターの仕事を自ら取っていくくらいの勢いで積極的にやった方が、ディレクター業務は楽しめるんじゃないかなと思います。
楽しいと思う部分を見つけて役員や他のメンバーに話すと、「前に楽しいって言ってたからどう?」と、そういう仕事を持ってきてくれるんです。楽しみを見つけて人に話すのもすごく大事だなと思います。
―素敵なエピソードをたくさん聞けて楽しかったです。ありがとうございました。
制作ディレクター:AnyMaMa 笹川かおり
取材・記事執筆:AnyMaMa 石川里奈
デザイン:under→stand CREATIVE 原井洋徳
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