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<ディレクターインタビューvol.3>面接は不採用続きで意気消沈…エニママがきっかけで、毎日が充実
「クライアント」と「エニママ登録者」双方をサポートし、受託した業務を推進する大切な役割を担う「ディレクター」。
エニママを語るうえで欠かせない存在です。
エニママに在籍するディレクターたちのバックグラウンドは実にさまざま。働き方や担当業務は多分野にわたります。
今回ご紹介するのは、輝かしい経歴を持つ3児の母!サバサバしていて、お話がとってもおもしろいディレクター、東塚さん。
多くの企業で即戦力になり得るキャリアを持ちながらも「復職が上手くいかなかった」という、過去の経験を語ってくれました。
エニママに登録して3ヶ月のスピードでディレクターになり、現在もさまざまな案件で活躍する東塚さんが、どのような道を歩んできたのか…。過去の経験から、現在のディレクターのお仕事についてお話を伺いました。
目次
ディレクター:東塚 恵(とうづか めぐみ)
・担当業務:架電、労務、営業事務など
・家族構成:夫、子ども(11歳・9歳・5歳)夫は単身赴任のため、ワンオペ育児中
・とっておきのストレス発散法:無料マンガでときめきを補充(笑)、ドラマをイッキ見する、子ども達に食の大切さを教えるという壮大なテーマで始めた畑が、今では土いじりでママの心の浄化に…。
1日のスケジュール
・6:30 起床
・7:00 朝食
・8:00 子ども送迎&登校
・8:30 仕事開始(出勤がない!!即稼働開始!)
・12:00 洗濯〜干す、掃除
・12:30 ランチ
・13:00 仕事再開
・14:30 子ども送迎
・15:20〜16:40 習い事送迎
・17:00 帰宅・夕飯支度
・18:00 夕飯
・18:30 バスタイム
・20:30 子ども寝かしつけ
・21:00 たまに残務
子育てをしながらの復職を決意するも、面接は不採用つづき。「社会に必要とされていない」と悩む日々
ー本日はよろしくお願いします。まず、エニママに入る前は何をされていたのか教えてください。
はい、よろしくお願いします。
大手通信会社でコールセンター、ブライダル情報誌で企画営業、外資系保険メーカーで新人研修やコンプライアンス担当と、いろいろなことを経験しました。
結婚前は、自分のキャリア形成にも意欲的で、「この部分にもっと積極的にたずさわりたい、学びたい!」と次の課題をみつけては、目標を持ちながらの転職をしていました。
ただ、出産のタイミングで仕事をやめたとき、その後のキャリア形成までは考えていませんでした。子育ても落ち着き「これからのキャリアを考えようかな…」と思ったときに、今までのキャリアが活かせないことに気付いて落ち込みましたね。ブランク8年は長かったです…。
ーブランクがあっても、前職のキャリアですぐ復帰できそうですが、どうでしたか?
思っていた以上に、現実はきびしかったです。
子育てをしながらの復職を考えたとき、『子どもが帰宅する時間には、家にいたい』と思っていたので、必然的に営業職は候補からはずしました。
妊娠中に、子育てをしながらFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取ったので、保険会社も考えましたが、土日が忙しい業種なので無理だなと…。
なので、事務経験はないけれど、今までキャリアを積み上げてきたという自負もあったので、「事務ならできるかな?」と思い、いくつか面接を受けてみたのですが…不採用続きでした。
むしろ、面接の場で営業に誘われたり…。ただ、営業職につくには自宅での準備にかなり時間がかかるのでお断りをしました。
なかなか仕事が決まらない状況に『私、社会に必要とされてないのかな…。』と、当時は落ち込んでいましたね。
そんなときにエニママの存在を知って登録したのがきっかけで、今でもお世話になっています。
エニママで8年ぶりに社会復帰、「仕事をしている!」ということだけで毎日が充実
ーエニママに登録してみて、ブランクがありながらの稼働はどうでしたか?
最初はメンバーとして2ヶ月稼働していたのですが、3ヶ月目くらいにお声がけをいただき、ディレクターになりました。
そのときは、『ディレクター=仕事ができる人』というイメージを持っていました。みなさん凄すぎて、「私には真似できない、絶対無理!」と思いましたね。その一方で、『挑戦してみたい』という気持ちもあり、ディレクターになることを決めました。
ブランクが長かったので、はじめはいろいろなオンラインツールがアップデートされていたことに戸惑いました。
以前の仕事の経験が活かせないところも多くありましたが、そこは周りのディレクターやメンバーの動きを観察して、なんとかリカバリーしていましたね。
そのときは、たいへんとか忙しいよりも「仕事をしている!」という嬉しさだけで、毎日が充実していました。
ー実際にディレクター業務をしてみて、どうでしたか?また、ディレクター業務の魅力はありますか?
ディレクターになったばかりの頃は、業務を覚えながら、ブランクを取り戻すことに必死でした。
ただ、仕事が好きなので、全然苦ではなかったです。むしろ楽しい!と感じながら、新鮮な気持ちで仕事をしていました。
ディレクター業務の魅力は…いろんな人と関わることです。クライアントさんもそうだし、案件ごとにメンバーも変わるので、たくさんの人と知り合える。そこが魅力ですね。
他にも、自分が知らない業界のことを学べるのも、ディレクターだからこそ。エニママではいろんな企業とのお取引があるからこそからこそ、新しい知識も多いので、日々勉強できてワクワクしています。
ディレクターになって、いろいろな業界に携わるからこそ、情報の整理はすごくたいへんですが、そこが楽しいです。
メンバーのために機会創出、感謝の言葉が何よりも嬉しい
ーディレクターをやっていてよかったと思うことはありますか?
いろいろな業務を通して、メンバーに機会や経験を提供できることですね。メンバーごとの都合にあわせて調節しています。
そんななか、メンバーからの「〇〇ができるようになりました、仕事が決まりました」というメッセージをもらったときは、やっていてよかったと思いました。
つい先日、長く続けていた業務のslackから退出するときにご挨拶をしたのですが、メンバーからたくさんの感謝の言葉をいただけて…。なごり惜しくなりながらも、本当に嬉しかったです。
手を抜けるところは抜く!できることをやっていこうと決めたときに気持ちがラクに
ー仕事をしながらの「3人のお子さんのワンオペ育児」は本当にたいへんだと思います。うまくこなすコツはありますか?
幼稚園は極力、私自身の負担にならない園をえらびました。ママの準備などやることが少ない、PTAの負担が少ない、なるべく給食が出る、バスで自宅前まで送迎がある…といったことを、園を選ぶ際の基準にしました。
帰りは家の前まで送ってくれるので、お迎えに行ったときに、遊んで帰りが遅くなったりすることがないのはすごく助かります。
あと、給食だと栄養が取れるので、食事もそこまで頑張らなくていいという気持ちの余裕もありますし(笑)
何を決めるにも『いかにラクができるか』でいろいろなことを決めていますね。『子どもと向き合いながらも、手を抜けるところは抜く』というスタンスでやっています。
あれもこれもとなってしまうと、自分がもたないので…自分のできる範囲で、できることをやっていこうと決めたときに、すーっと気持ちがラクになりました。
私は仕事が好きなので、仕事をしていなかったらすごくテンションが下がって、自分の価値はなんなんだろう…と考えてしまっていたと思います。
ただ、仕事を最優先にしたらしたで、子どもと向き合えない自分に罪悪感があったと思うので、今はいい具合にバランスが取れていますね。
ーリモートワークはオンオフの切り替えが難しいと思うのですが、どうしていますか?
子どもが帰って来てからは、緊急の仕事はすぐに対応するけれど、緊急でないときは子どもが寝てから対応するなど、自分ルールを設定しています。
クライアントからの依頼にも、どうしても急ぎでなければ「明日対応します」など言えるようになってきたので、徐々に自分のペースがつかめるようになりましたね。
遅い時間の依頼は次の日に対応するなど、自分の中で区切りをつけています。
ー最後に、どういう人がディレクターに向いていると思いますか?
エニママのディレクターは、他のディレクターとは違って『働きたくても働けない人たちのために機会を提供する仕事』なので、そういう人に『共感を持てる』のは絶対条件なのかなと思っています。
基本的に、チームでの仕事になるので、忙しいメンバーの「この部分が苦手、この部分は得意」というところを、上手く回るようにスケジューリングしたり、そういう仕組みづくりが得意な人は向いていると思います。
もちろん、そういうのをやったことがない人でも、メンバーのために考えることができる、人のために動くのが好きな人にも。
あとは、仕事をするうえで、他の人のいいところを取り入れたり、学んだり、成長できたりできるのが大事だと思っていて。これはどの仕事でも通用することだと思っています。興味のある方には、ぜひ挑戦してみてほしいですね。
ー素敵なお話をありがとうございました。
制作ディレクター:AnyMaMa 笹川かおり
取材・記事執筆:AnyMaMa 石川里奈
デザイン:under→stand CREATIVE 原井洋徳
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