Case
<ディレクターインタビューvol.1>なぜヴァイオリン奏者がディレクターに!?
「クライアント」と「エニママ登録者」双方をサポートし、受託した業務を推進する大切な役割を担う「ディレクター」。エニママを語るうえで欠かせない存在です。
エニママに在籍するディレクターたちのバックグラウンドは実にさまざま。働き方や担当業務は多分野にわたります。
今回ご紹介するのは、「ヴァイオリニスト」という異色の肩書きを持つディレクター、有馬さん。
まったくの異業種からスタートした彼女に、これまでの経歴やディレクター職の魅力についてインタビューしました。
目次
ディレクター:有馬真帆子(ありま まほこ)
- 家族構成:夫、娘(4歳)
- 居住地:埼玉県・
- エニママ歴:2年2ヶ月
- 趣味・好きなこと:改善系(家計、肌質etc.)・娘のヘアアレンジ・お寿司を食べながら晩酌
- とっておきのストレス発散法:モヤモヤを書き出す・ヨガの動画を見ながら自分もやってみる・アロマオイルやハーブティーの香りで優雅な気分に浸る・20分の昼寝(笑)
出産前はヴァイオリン奏者。スペシャリストとしてひたすらスキルを磨き、パソコンを使った仕事はほとんど経験せず
ー本日はよろしくお願いします。さっそくですが、エニママで働く前の有馬さんについて教えていただけますか?
はい、よろしくお願いします。
出産前は、フリーランスのヴァイオリン奏者としての活動が本業でした。講師歴は10年以上、弦楽器のチームでライブ・演奏旅行していたこともあります。
今思えば、やや一般社会とは切り離された世界といいますか…とにかくプレイヤー史上主義で、ヒマさえあれば練習、練習…という環境。音楽以外のことをしたら負け、というような、独特の雰囲気がありました。
パソコンを使うのは、楽譜をつくるときくらい。基本的なスキル程度は身につけるべきだと思っていましたが、まわりに参考になる人もいなかったんです。
出産を機に一念発起。独学でパソコンスキルを習得するも、なかなか仕事の受注には至らず…
ー出産後に、働き方を大きく変えたそうですね。
そうですね。産後、子育てが始まってすぐに、これまで通りにヴァイオリン奏者を続けるのは難しいと気付きました。
音楽家って…業界がそもそも独特な雰囲気を持つ世界だということに加えて、基本的に夜型なんです。仕事に穴をあけるなんてありえない!という風潮もありましたし、いつ体調を崩すかわからない乳児を育てながらでは、とても仕事なんて入れられない。
以前と同様に仕事を続ける同業の夫を見て、「どうして私だけ」と思うこともありましたが、気持ちを切り替えて、別の働き方を探すことにしたんです。
ーヴァイオリンは7歳から続けているとのこと。キャリアの転換にはかなり勇気が必要だったのではないですか?
それまでのキャリアを何が何でも継続する、という選択肢もあったと思いますし、それもまた素晴らしいと思っています。ただ私の場合は、「それが自分の価値観に合っているのかな?」という点を考えたときに、それはちょっと違うかも…と思いました。
家族とか自分の健康とか、そういう『代わりがきかないもの』を大切にしたい、と考えたときに、「それが私の価値観なんだな」って、しっくりきたんです。
「これまで応援してくれた人や音楽仲間はどう思うかな」と怖い気持ちはありましたが、楽器を弾くことが私の一部であることに変わりないですし、私の基準で大切なものを守れる働き方をしてみたいと思うようになりました。
そこからは、どんな仕事があるのかをひたすらリサーチしたり、独学でタイピングを学んだりと行動を重ねました。クラウドソーシングサービスにも登録してみましたが、未経験の状態で受注するのはやっぱり難しかったです。
エニママに出会った時の感想は「夢のようなサービス」「話がうますぎる」?!
ーエニママに登録したきっかけを教えてもらえますか?
働き方についてあれこれ試行錯誤しているなかで、最初は「在宅ライターなら、家族や自分を大切にしながら働けるかも」と思いまして。在宅ライターの仕事を探す流れでエニママに出会い、登録したのがはじまりです。
最初の率直な感想は、「こんな夢みたいなサービスある?」「あやしい!」「話がうますぎるんじゃない?」(笑)
でも実際にエニママでの仕事をしてみて、「想定よりもはるかにいろんな仕事を経験させてもらえるものなんだな」と驚きました。
ーエニママで実際に仕事をしてみてどうでしたか?
未経験でも挑戦できる、という点がまず魅力的でした。ある程度の年齢になってくるとポテンシャル採用ってあまりなくて、新しいことにチャレンジしにくくなってきますよね?でも、エニママなら小さく始められる。
あとは、誰かがミスをしたときの対応に感動したことも覚えています。ミスをした個人を責めるのではなく、チーム全体と問題としてとらえて、仕組みで解決していこうという雰囲気がエニママにはあるんです。それまでいた環境にはなかった文化で、すごく素敵だなと思いました。
エニママは最高の学びの場。ディレクターになってからは一週間単位で自分の成長を実感する日々
ーどんな案件のディレクターを担当しているんですか?
今は、架電・記事制作・バックオフィス系の案件を担当しています。
ーぜんぜん違う領域を幅広く担当されているんですね。
領域を絞らずにチャレンジしてみたい、と伝えていて。そして、ありがたいことに実際にチャレンジさせてもらっている、という感じです。
ー有馬さんの考える「ディレクター業務の魅力」を教えていただけますか?
たくさんあるのですが…いくつかピックアップするとしたら、まずひとつは「人の成長もお手伝いできる」こと。かつての私のような人のお手伝いが出来る立場でいられることが、とても嬉しいなと思います。
あとは、「すごいスピードで自分の成長を感じられる」ことでしょうか。裁量が大きいぶん、判断が求められるイレギュラー事項の対応といった、難易度の高い仕事も多いのですが…。
私にとっては未知なことばかり。でも、不安を乗り越えてうまく対応できると、すごく自信になります。
自分も家族も大切にしながら働ける、スキルアップしていける
ー最後に、ディレクター業務に興味がある人、ディレクターに挑戦してみたい人にメッセージをお願いします。
「ディレクターはみんな優秀でなんでもできる」「コミュニケーション力も高い」みたいな感じで、ディレクターに対して「すごい人たち」というイメージを持っている人は結構いるんじゃないかな?と思います。私も実際にそう思っていましたから。
でも私自身は、今もわからないことだらけ(笑)コミュニケーション力に自信があるわけでもありませんし、今の仕事に活かせるキャリアがあるわけでもありませんが、リサーチや経験から学ぶことの積み重ねで補っています。
あとは、「大変そう」「家族を犠牲にして働いていそう」という不安を抱えている人がいるとしたら、エニママには「自分と家族を大切にしながら働く」という価値観がきちんと根付いているよ、すごく安心感があるよ、という点も伝えたいです。
<推薦者コメント>
たしかなキャッチアップ力と改善力をお持ちの有馬さん。安定している案件はもちろん、不安定な案件も盤石な案件に成長させる、スーパーディレクターさんです!
ただ言われたことを引き受けるのではなく、背景把握や事実把握をされたうえでの有馬さんのご意見を、クライアント様はとても信頼しているご様子です。
また、とても勉強家で、常にご自身の課題感を持ってお仕事されている姿を尊敬しています。「なぜ??」をそのままにしておかない姿勢、見習いたいです!
取材・記事執筆:AnyMaMa 笹川かおり
デザイン:under→stand CREATIVE 原井洋徳
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