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<ディレクターインタビューvol.9>知識は豊富でも実務経験がなく強みがない→エニママで「マルチタスク」という強みを発見!

<ディレクターインタビューvol.9>知識は豊富でも実務経験がなく強みがない→エニママで「マルチタスク」という強みを発見!

ディレクター:望月 智美(もちづき さとみ)

・家族構成:夫、長女(小6)、長男(小4)、次男(年中)

・担当業務:スプレッドシート系の作業を案件横断で(集計ツール作成や進行管理表など)、案件担当(ヨリママ企業案件・バックオフィスなど)、HP関係(エニママのマイページ改修など)

・とっておきの息抜き:一人で部屋にこもってひたすら何かをつくる、畑仕事、本やマンガを読む、甘いものを食べる

プログラマーや伝統工芸の道に興味が湧いた理由は?ものづくり好きの原点は幼少期に

ー本日はよろしくお願いします。まずは、エニママに入るまでの望月さんについて教えてください。

商業高校で情報通信系や商業についての基礎を学びましたが、「もっと学びたい!」と思って、情報通信系の大学に進学、卒業しました。その後、プログラマーとして就職し、途中で産休育休もありつつ10年くらい働いていました。

プログラマーを退職したあとは、1年くらい専業主婦をしていました。その期間、子どもの洋服や学用品を作ったりしているうちに、学生時代に諦めていた「ものづくり」への夢が復活して…。

そんな時にタイミングよく、木工系の職業訓練校を見つけたので申込み、1年間勉強したあと家具屋さんに弟子入りしていました。

ーものづくりに興味を持ったきっかけはありますか?

小さい頃から、母親が編み物や洋服を作っているのを見ていたんです。その影響で、自然と私も人形の服を作ったり、アクセサリーを作ったりするのが好きになりました。

また、染色や織物、宮大工にも興味があり、最初はそういった「職人」になるのが夢でした。

ただ、そういった職人技を学べる場所が近くになかったり、あっても弟子入りして親元を離れなければならなかったり…当時の私には現実味のない夢でした。

そんな時、中学生でたまたま父親が買ってきた「パソコン」に、興味を持ち始めました。当時は、パソコンが自宅にある家は少なかったと思います。しばらくして、ネットを繋いでもらい、そこからパソコンの楽しさがどんどん広がって「普通の勉強するより面白そう」と商業高校に行ったんです。

ものづくりもパソコンも、小さいころから興味があるとドンドン進んじゃうタイプだったのかなと思います。

産休明け、子育てとの両立にモヤモヤが募っていく日々に限界が来て退職「もう…疲れた…」

ープログラマーの退職理由や、当時のモヤモヤなどあれば教えてください。

プログラミングの世界はわりと男性社会なので、職場の人間関係などについてのモヤモヤは特にありませんでした。また、会社が女性の育休取得や復職を促進していたので、待遇については手厚い部分もありました。

サポートとしていろいろなチームに入り込んで業務をおこなう役割だったのと、わりと幅広く何でもできるタイプだったので、「いいように使われているのかな…?」とモヤっとすることはありましたが、「お給料がもらえるから」と割り切っていましたね。

子どもが産まれてからは、休みづらいことにモヤモヤしました。療育通い、頻度の多い保育園の面談、さらに月に2回は休みを取らなきゃいけない状況…それプラス、子どもが体調を崩すこともあったので、企業で仕事をしていくとなると休みづらかったです。

また、「通勤時間がもったいないな」とも思っていました。このように、子どもが産まれる前はなかったモヤモヤが、だんだん増えていきました。

そんな状況が続いて、仕事というよりも、子育てと仕事の両立が大変で疲れてしまい、退職に至りました。

ープログラマーのあとは何をしていたのですか?

1年くらいは心の回復のために専業主婦をしていたのですが、その間も子どもの服を作ったり、保育園にもっていくものを手作りしたり。ハンドメイドの流行り始めくらいの時期だったのですが、アクセサリーを作って販売してみたこともありました。

自分が疲れた時に、ふと…プログラミングも「ものづくり」ではあるけれど、自分の手で組み立てて、形として見えるものづくりがしたいと思っていました。

そんな時に、ちょうど近所で「木工工芸」の職業訓練をみつけたので「楽しそう!」とやる気が出て通い始めることに。

職業訓練のあと、家具屋さんに弟子入りし、ノミやかんなを使った「釘を使わない家具」を作っていましたが、弟子入りしたあとにマイホームの話が出て、引っ越した先が遠すぎたので退職しました。

そこから1年くらいハンドメイドで遊んでいたのですが、ハンドメイドだけだと、世間との繋がりがほとんどなく…子どもとの対話ばかり。「もう少し世間と繋がりたい」と思った時に、ヨリママのチラシをもらったんです。

世間との繋がりを求め在宅ワークを考えたものの、知識があっても経験がなく「強みがない」そんな時、ヨリママに出会う

ーそこでエニママと出会うんですね。エニママで働き始めてからの望月さんについて教えていただけますか?

プログラミングについては分野に特化しておらず、簿記についてもベースの知識はあるけれど、実際に企業でやった経験値は少ない、という状況でした。それでは「クラウドサービスに登録しても埋もれちゃう」ようなレベルだし、全く知らない世界に飛び込むのは怖いと思っていました。

そんな中、タイミングよくヨリママ(※)に出会い、エニママについての説明を聞いて安心したのを覚えています。エニママでは、広く浅く色々な業務ができると聞いて「じゃあ登録してみようかな」とおこづかい稼ぎで始めましたね。

最初は、夜の配信を聞いて感想を書いたり、データ入力の案件に入ったりしていました。ディレクターに質問したり、全体を見て「ここをこうしなくて大丈夫ですか?」と確認しながらやっていたら「助っ人で入って」と声をかけていただき、そのままディレクターになりました。

※ヨリママ:埼玉県寄居町の町役場とエニママが連携し、地域のママたちに在宅ワークを紹介する事業

人付き合いが苦手でも「のびのびと仕事ができる環境」。マルチタスクをこなすコツはスケジュール管理にあり

ーディレクター業務をやってみて、なにか感想があれば教えてください。

いろんな業種や業務があるので、色々なことをさせてもらえています。特に私はもともと、人づきあいが苦手だったのですが、エニママではテキストでのやり取りがメインなので、相手の表情を伺うこともなく、自分のペースでのほほんと仕事ができていますね。私の性格に合っているなと思います。

ー今はディレクターとして何の業務を担当していますか?

データ入力など単発の案件を担当したり、GASを組んだり、架電のツール制作担当として集計をまとめるツールをつくったり…。最近は、忙しくて手が回らないディレクターのサポートで、進行管理表とかツールを作成する事が多いです。

あとは、初期設定に入って数式を組んで、立ち上げが終わったら他の人にバトンタッチする…というように、裏方で作業している事が多いですね。ほかにも、社内システムの改修作業など、さまざまな業務を担当しています。

ープライベートを含め、スケジュールはどう管理していますか?

まず、学校行事など、月の始めに家族全員で共有する予定は、冷蔵庫に貼ってある家族共有のカレンダーに記入しています。また、スマホのカレンダーアプリのアラーム機能も活用しています。

自分の仕事の予定などは、週ごとに「今週これをやらなければいけないリスト」を書いて管理しています。そのほかにも、毎日のtodoリストも作成しています。

「今週はこれが入っているから週末はバタバタしそうだな」とか、そういうのを週の頭に把握して早めに終わらせておこうかなと予定を立てています。

アプリも試してはみたけど、手書きが一番でした。すぐ書き込めるし消せるし…仕事のメモは基本手書きが多いです。ミーティングでslackに連絡を入れなければいけない時は、その場で打ち込んでどんどん流していったりしてます。

日々のモヤモヤも「楽んだもん勝ち!」マインドで 切り替わったきっかけやストレス発散の方法とは

ー3児の母である望月さん、子育てなどでモヤモヤがたまった時はどうしていますか?

モヤモヤした時は、好きなことに没頭する時間を作ります。1時間でもいいから、部屋にこもって誰にも邪魔されない時間を確保して、何かを作ったりとか。

ここ最近は折り紙で作品を作っています。子ども達が遊ぶために難しい折り紙の本を買ってきたので、1時間くらいかけて折るような作品を作ったりしましたね。

あとは、畑仕事で土いじりを子どもと一緒にしていますね。他にも、本やマンガも好きなので読んだり、甘い物を食べたりしています。

ーモヤモヤを発散するのが上手ですね。

うーん、何だろう…何でも楽しんじゃう性格なのかもしれません。子どもが生まれてからそういう風に切り替えられるようになったのかな。

子どもが生まれたことでタスクも増えたので、こなすにはどうしたらいいか?とか、子どもに対するテンションを切り替えたり、そういうのをこなすために、「楽しんだ勝ちかな」というマインドができてきたりして、何でも楽しめるようになった気がします。

案件でも、ディレクターに「提案や質問をできる人」「声をあげることができる人」はディレクターに向いている

ー最後に、ディレクターに興味がある人へのメッセージをお願いします。

何でも興味を持って、「挑戦する」といいと思います。ちょっとでも興味を持ったら、とりあえず足を突っ込んでみる。「私できないかも…。」と諦めたらそこで終わりなので、興味があるなら「話を聞かせてください」でも良いと思います。

あとは、案件で、ディレクターに改善案をどんどん出してほしいし、それをディレクターも待っています。

何も声があがらなければ、ディレクターも「このままでいいんだ」と思ってしまうので、「こういうふうにしたら作業効率が上がるのでは?」という提案は本当にありがたいです。それを参考に改善して行けるし、作業環境の改善に繋がるので、ぜひ声をあげてほしいなと思います。

そういった声をあげていただくことで、ディレクターの目にとまりやすくなり、次のステップに進むチャンスも増えるのではないでしょうか。私がそういうことをやっていてディレクターになれたので、ぜひやってみてほしいです。

ー素敵なエピソードをたくさん、ありがとうございました!


取材・記事執筆:AnyMaMa 石川里奈
制作ディレクター:AnyMaMa 笹川かおり

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