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<ディレクターインタビューvol.7>「裁量なく、大量のタスクを昼夜問わずこなす日々」がエニママで180度変わった!
目次
ディレクター:木下 祐子(きのした ゆうこ)
・担当業務:
専門領域における設計業務、パートナーディレクター運営業務、人事/事業推進業務など
・家族構成:
夫、子ども(7歳小2&3歳保育園)
※夫はほぼ在宅勤務
※昼食・夕飯準備、洗濯は夫担当w
・とっておきのストレス発散法:
ワインとチーズw、友達とおしゃべり、スポーツ(テニスかバドミントンかプールか卓球)をする
「専業主婦ママ」を楽しめず働きだすも、通勤時間の長さから転職を決意
ー本日はよろしくお願いします。まずは、出産前の木下さんのキャリアについて教えていただけますか?
はい、よろしくお願いします。
もともとは教育分野に興味があって、学生の大半が教員になる大学に進学して教職をとったのですが、その過程で「私には学校の先生は向いていないかも」と思うようになり、結局教員になる道へは進まずに一般企業へ就職することにしました。
そんなわけで、新卒で人材派遣会社に入社したのですが、実はその会社はすぐに辞めてしまったんです。
毎日、営業電話を50件かける…というような、もうゴリゴリの営業活動をさせられるんですね。私は自分なりに勉強したり、工夫したりしてきちんと数字をあげていたんですけれども、それでも他の人と同じように、次の日もまた50件電話をかけなければならないという状況でした。
頑張って結果を出しても変わらない、横並びのまま、という環境に嫌気がさしてしまって…。やっぱり教育に関わりたい、という思いもあって、退職して学習塾に転職しました。
ー学習塾ではどんな仕事をしていたのですか?
学習塾では校舎に配属されて、チューター業務を担当していました。受験生の進路相談に乗ったり、悩みを聞いたりとフォローする仕事ですが、これが私に合っていたようで、すごく楽しかったんです。
受験生の志望校を聞いて、合格するために必要なto doを洗い出し、筋道を立てて合格に導く…という仕事にやりがいを見出していました。
2年半ほど校舎でチューターとして働いたあとに本部に異動になり、そこから3年で退職することになりました。
ー本部に異動になったきっかけで、なにか不満やモヤモヤが生まれたのですか?
いえ、退職の理由は夫の転勤です。全国展開している学習塾だったため、国内なら私も一緒に勤務地を変えてもらうことができたのかもしれませんが、転勤先がアメリカだったので無理でした…。
仕事自体は、本部に異動になってからも人材育成や採用企画がとても楽しく充実していました。ですので、どちらかと言えば辞めたくないくらいだったんですよ。
ーネガティブな退職理由ではなかったのですね。旦那さまのアメリカ赴任で、とのことですが、ご自身のキャリアが途切れる・ブランクができることに抵抗はありませんでしたか?
それが、ぜんぜんなかったんです。アメリカでは同じ駐在妻の友達ができて、教会で英語の勉強をしたり、市街地に遊びに行ったりと、本当に最高の毎日でした。また駐在妻したい!って思っているくらいです!
ちなみに、アメリカ生活中に長男を出産したので、1年半後に帰国したときには3人家族になっていました。
ーママになって帰国されたのですね!帰国してからの生活はいかがでしたか?
夫の会社の社宅に住み始めたのですが、そこでの生活が、「ちょっと私には合わないかも」と…。0歳児との生活を、すこし暇だなぁと感じてしまったんです。
そんな経緯で、働こう!と決意し、自動車メーカーで時短で働くことにしました。
そこでは採用系のやりがいある仕事を任せていただき、アメリカに住んでいた頃に習得した英語も活かせたりと充実していたのですが、だんだん往復1時間半かかる通勤を負担に感じるようになってしまったんです。長男もまだ小さかったし、子育て中のママにとって、1時間半ってものすごく貴重なんですよね。
在宅勤務ができれば、今よりも子育てや家事と仕事をうまく両立できるかもしれない、と考えて、完全在宅勤務が可能なBPO系の企業に転職しました。
と、そこまではよかったのですが、実は転職したとたんに、子育ても家事もそれまで以上にできなくなってしまったんです…。
会社から振られる業務をこなすのに手一杯、家事も育児もままならなかった日々
ー在宅勤務は一般的に、「自分のペースで働ける」「子育てや家事との両立もしやすい」というイメージだと思うのですが、そうではなかったのですね。
そうなんです。採用したい企業と求職者の日程調整をする業務だったのですが、求職者からは早朝や深夜にも連絡がくるので、昼夜問わず仕事が増えていくんですね。どんどんさばかないとあとで自分が苦しくなるので、延々と仕事をしてしまう…という状況におちいっていました。当時の自分を振り返ると、「在宅ワークの闇」という言葉が浮かんでしまいます。
子どもと関わる時間も、まともに家事をする時間も取れず…という私の状況を見かねた夫から、3ヶ月目くらいに「もう辞めたほうがいい。専業主婦でもいいのではないか。」と言われてしまいました。
ー旦那さまからストップがかかってしまったのですね。そんなに忙しいと、心身に不調をきたしてしまいそうですが…。
そうですね。だんだんと、仕事や会社に対してまでネガティブな考えが浮かぶようになってしまいました。
あと、私は身体が丈夫なほうで、10年に1回くらいのペースでしか風邪をひかないんですが、この時期に見事に風邪をひいてしまったんですよ。「こんなに熱が出るんだ!」というくらいの高熱が出たんです。
このままでは私の身体ももたないし、夫からの応援も得られていないし…ということで、次の仕事を探すに至り、エニママで働き始めました。
友人の紹介でエニママに入社!「裁量がある」「仲間がいる」環境で働ける喜び
ーエニママで働き始めてからの木下さんについて教えてください。
エニママで働き始めてからしばらくは、大型案件のディレクター業務にほぼかかりきりでした。要件が複雑でイレギュラー対応が頻発する、とても難易度の高い案件だったんです。
ーそうだったのですね。それでも続けられた理由はなんだと思いますか?前職とエニママの違いはどこだったのでしょう?
「一緒に案件を担当する仲間がいる」ことがまず1つ、私にとって支えになりました。前職では、基本的に一人で黙々と孤軍奮闘することが多かったので…。
「仲間がいると相談できるから」とか、具体的な理由を挙げようと思えばもちろんできるのですが、それよりもシンプルに、「仲間がいる」ことそのものが、とにかくすごくありがたかったです。在宅ワークって孤独になりがちだと思うので、一緒に働くメンバーがいるっていいですよね。
もう1つはやっぱり、なんといっても「自分で裁量をもって働ける」点です。エニママでディレクターとして働き始めてからは、クライアントとの交渉も案件の進行も、すべて自分の裁量で動かしていけるようになりました。
例えば、メンバーからの質問が多くて自分の負担が大きいと感じたら、「メンバーが自走できるような体制を作ろう」と考えて、改善策を実行する。それでも改善されない部分は、クライアントに相談・交渉してみる…というように、自分に裁量があるから、どんどん工夫していける。
この「自分で案件をつくりあげていける」という実感が、私にとってとても大切なのだと思います。
「誰にも強制されない環境で働ける」「自分次第でやりたい仕事に取り組める」のがエニママで働く魅力
ー現在はどんな業務を担当されているのですか?
専門領域における設計業務、パートナーディレクター運営業務、人事/事業推進業務の3つを主に担当しています。
設計業務では、フロント(営業)担当者が商談してきた案件のうち、採用やデータ集計、自動化(マクロ〜関数、GAS等)が必要な案件に入って、クライアントと要件を整理し、業務として設計します。設計後、案件を継続的に担当していくディレクターに引き継ぎます。
そして、業務委託ディレクターというはたらき方を開発、推進する業務が「パートナーディレクター運営業務」。人材発掘〜オンボーディング〜研修教育まで、一貫サポートする制度を日々模索しています。
加えて、人事評価や各システムの導入支援も担当していますね。ディレクターとして案件も数件持っていたり、フロント業務にも一部挑戦し始めたりと、幅広い業務に取り組んでいます。
ー今一番楽しい業務はなんですか?
関数はもちろんのこと、GAS(Google Apps Script)、Excelマクロ、python等を駆使して、クライアントや社内、ママも巻き込んださまざまな業務を効率化する提案をしたり、俯瞰で見た仕組み作りをサポートしたりする業務が今一番楽しいです。
夫が再び応援してくれるように!子どもの行事参加・習いごと送迎の時間もしっかり確保
ー前職がそうだったとお話してくださったように、「在宅勤務」だからこそ仕事ばかりしてしまう…というケースもあると思います。現在は、仕事とプライベートの両立はできていますか?
はい!プライベートな時間が持てるのも、エニママで働くメリットの1つだと思います。「この時間は一時離席する」とあらかじめ決めて業務を調整しておけば、その時間をどう使うかは自由…という環境です。
そのおかげで学校のPTAに顔を出せるようになったり、授業参観にも行けるようになったり。自分自身の通院にも、心おきなく時間を使えるようになりました。歯医者とかって、意外と行きにくいんですよね…。
ーママたちが気になるポイントの1つに「平日の習い事送迎」があると思うのですが、そのあたりはいかがですか?
はい、送迎もできています。長男をプールに送って、レッスン中は家に帰って仕事をして…というような働き方ができるのも、エニママならではの魅力かなと思います。
それと、今はまた夫も私の仕事を応援してくれるようになりました。私が楽しそうに仕事をしているし、きちんと時間管理をして家事を分担できるようになったからだと思います。
ちなみに我が家は夫が夕飯作りの担当なので、私はもう作っていないんですよ!
ーうらやましい限りです…!
「依頼仕事をこなす」以上の仕事をしてみたい、裁量をもって自分で仕事を推進したい人は、ぜひディレクターにチャレンジしてみて欲しい
ー最後に、ディレクター業務に興味のある人にメッセージをお願いします。
とにかく、自分で裁量をもって仕事をしたい、推進したいという人は、絶対にディレクターに向いていると思います!誰かから一方的に指示されたり、強制的にやらされたりする仕事の仕方ではなく、自分で仕事を推進したい人にはぴったり。
ただの事務作業じゃ満足できない、という人に、ぜひチャレンジしてみていただきたいです。
それと、働き方や担当業務について交渉できる風土がエニママにはあると思います。「こんなことしてみたい」と手を挙げてみたり、もっとわがままに、いい意味で我を強く出してもいい環境がありますよ、という点も伝えたいポイントです。興味のある人には、ぜひエニママのディレクター業務にチャレンジしてみていただきたいです。
ーありがとうございました!
取材・記事執筆:AnyMaMa 笹川かおり
デザイン:under→stand CREATIVE 原井洋徳
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