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行き着いたのは「ちょうどいいエニママとの付き合い方」!ゼリー専門店オーナーとエニママのプレイヤーのダブルワーク【キャリアインタビュー】#1

行き着いたのは「ちょうどいいエニママとの付き合い方」!ゼリー専門店オーナーとエニママのプレイヤーのダブルワーク【キャリアインタビュー】#1

お話を伺ったのはこの方

▶︎ユキヨさん  
・お住まい:神奈川県
・家族構成:夫、息子2人(13歳・11歳)
・エニママ在籍期間:2023年~現在

現在ゼリー専門店「今日も、ゼリー日和。」を手掛けながら、エニママでも稼働しているユキヨさん。

ユキヨさんは少し前までエニママでチームをまとめるディレクター業務を担当していましたが、現在はディレクター業務から卒業し、チームの一員(プレイヤー)として業務にあたっています。

エニママでのディレクター業務は本当にやりがいがあったと語るユキヨさん。そんな中でディレクターからチームメンバーに転身した理由やゼリー専門店を始めた背景、将来の夢について伺いました。

「一緒に働く人の心身をサポートしたい」会社員時代の23年間

――ユキヨさんは、新卒で就職して以来、一つの企業で人事業務を20年以上担当していたそうですね。経験もしっかり積んで、キャリアも安定していたと思うのですが、そんな状況で会社を辞めたきっかけをお伺いできますか?

会社を辞めた一番の理由は「今の仕事をやりきったな」と思えたからです。23年勤めて、私のやりたいこと、やれることは全部やったぞって胸を張って言えると思えたので、次のステージに進もうって。

もともと大学では体育の先生の免許を取得していて、将来は他の人の健康指導や身体のケアに関わる仕事をしたいなと思っていました。

卒業後にご縁があって勤めた会社は割と規模が大きくて、事務業務のスタッフだけでなく、工場やショールームなどで働く人たちも大勢いるような企業だったんです。そこで、人事として採用や研修だけでなく、社員の心のケアにも力を注ぎました。

人事という立場もあって、他の人から相談を受ける機会が多かったんですよね。だから、働きながら産業カウンセラーの資格も取りました。一緒に働く人たちの心と身体の健康を大切にできる、やりがいのある仕事でしたね。仕事が楽しくて、産休・育休の時以外はずっと働いていました。

もちろん働いていて、苦しい時・辛い時もありました。でも、自分の考え方として、ネガティブな気持ちで仕事を辞めたくはなかったんです。だから、コロナ禍で在宅で仕事をしながら子どもたちを見て……という大変な状況でも、仕事を続けていました。

でも、子どもたちにご飯を食べさせながら、自分は隣で必死に仕事をしていたとき、「私、子どもたちから楽しそうに見えてるかな。今の私、きっとすごくしんどい顔をしてるな」ってふと気になって。子どもに母親のそんな姿を見せて、少し心が痛んだんですよね。それが40歳を過ぎた頃で「会社員を続けるとしたらあと20数年くらいかな」という年齢でした。

企業での仕事はやりがいがありました。でも、これから5年間「今の仕事とはまた違う、自分の好きなこと」をとことん突き詰めていけば、その後の社会人としての20年間はその「好きなこと」のプロとして身を立てることもできるんじゃないかなって考えるようになったんです。

その後「よし、もう人事の仕事はやりきった!」と思えたタイミングで、23年勤めた会社を辞めました。45歳の時でした。

「いまの社会を感じていたい」という思いがエニママに繋がった

――とても前向きな退職だったんですね。退職後はどのように過ごしたんですか?

退職して数ヶ月は自由に過ごしましたね。特に家事を頑張ったんですよ。今までフルタイム勤務で手が回らなかった分、家じゅうをピカピカに掃除してみたり。それも全部やれることはやって、さぁ、自分は何が好きだったかなって考えた時にお菓子作りが浮かんだんです。それで、お菓子屋さんを目指してみようかなって思って。

その頃、プロを目指す人向けの製菓理論のオンラインレッスンが始まったのも渡りに船でした。それを受講しながら、地域の女性起業塾などに行って起業についても学んだんです。1年ほどそうしてお菓子作りと店舗営業について学んで、それから自分のお店「今日も、ゼリー日和。」を開きました。

――エニママに登録されたのは、事業を始められた頃ですよね。きっとずいぶん忙しかったタイミングかと思うのですが、あえてエニママに登録した理由を教えてください。

エニママを初めて知ったのは、キングコングの西野亮廣さんのVoicyでした。在宅で働く女性が大勢いる、在宅ワークを紹介しているサービスがあると話していたんです。

会社勤めを辞めてみて、子育てするなかで家にいられる時間が長いってやっぱりありがたいなと感じていました。ただ、お菓子屋さんを開くためには、何かとお金がかかるのも事実です。それに、少しでも自分の収入というか、自由にできるお金が欲しかったんですよね。

夫は、彼が稼いだお金を私のために使っても何かを言うような人ではないのですが、それでも自分の気持ちとして、自分のやりたいことは自分のお金で叶えた方が気兼ねないなって。

また、一人で事業をするようになってみて、社会を感じる機会が薄くなったように感じたんです。例えば、会社で仕事をしていたら何気ない会話から「へえ、今そういう本が流行っているんだ」「今ってこんなタレントさんがいるんだ」とか、自分の知らないことが知れますよね。ひとりだと、そういう、世の中の動きや流行を知れるチャンスが少なかったんです。

そういう、何かしら他の人とのつながりを求めていた時期だったというのも重なって、在宅で働けるならすごくありがたいなって思って、そのVoicyを聞いてすぐに登録しました。

子どもと一緒に西野亮廣さん原作作品のミュージカルへ

――エニママ登録後はどのような仕事を担当しましたか?また、エニママで印象に残っているエピソードはありますか?

まず、登録して最初の面談で、すごく親身に話を聞いてもらえたのが印象的でした。本当に優しくしていただいて……、今でもはっきり内容を覚えているくらいです。

登録後、前職の人事の経験を活かして、採用スカウト業務を行うチームのメンバー(プレイヤー)になりました。その後半年ほど経った頃に、ディレクターになりました。ディレクターを引き受けたのは、エニママでの仕事がとても楽しかったからです。

会社を辞めて以来、ひさしぶりにチームとして働いたのがとにかく楽しかった!それに、エニママって、一緒に働くメンバーを気遣う文化があるんですよね。だからこそ働きやすくて、夢中で働いたその流れにディレクターというポジションがあった、という感じです。

――エニママで稼働し始めて、数か月後にはディレクターになられましたよね。チームのまとめ役側になってみて、いかがでしたか?

ディレクターは本当にやりがいがありました。日々クライアントの要望が変化する中、クライアント、エニママの企業担当者、チームのメンバーと密なやり取りを重ねたり、時には急遽面接を担当することもあったり……、すんなりといかないことが多い仕事でした。

でも、この案件ではディレクター2人体制で業務に取り組んでいたんです。つまり、自分一人で困難に立ち向かう必要がありません。難しい場面も多い業務で、毎日のように相方のディレクターとミーティングをしていたからこそ、ディレクター同士での信頼関係が深まる充実した期間にもなりました。

それに、一緒に働いたディレクターを筆頭に、エニママでご一緒した人って、不思議とみんな優しいんですよね。本当に心地よく働けました。

本業に集中するために、ディレクターからプレイヤーへ転身

――やりがいを感じていたディレクター業ですが、2025年に卒業し、現在はプレイヤーとしてエニママに籍をおいているとのこと。ディレクター卒業を決めた理由が気になります。

ありがたいことに自分の本業であるゼリー屋さんが忙しくなってきたんです。ディレクターはチームをまとめる役割だけに、クライアントやメンバーのタイミングで動かなければならない時も多いですし、稼働する時間も長くなります。商品の試作やマーケティングにもっと時間を割きたいと思い、ディレクター卒業を決めました。

ディレクター業は本当に、心から楽しかったですね。多分、ゼリー屋さんに取り掛かっていなければ、今もディレクター業務をしていたと思います。

――なるほど。ではプレイヤーとして今もお仕事をしているのはどうしてですか?

人とつながりたい、世間の情報が欲しいというのがあります。自分の事業とは関係の無いジャンルでも、誰かと一緒に働いていると、ふとした会話から新しい情報や知識が得られることがありますよね。知らないことを知るのは単純に楽しいし、仕事はもちろん子育てをするうえでも大切だと思っています。

それに、リスクヘッジの一面もありますね。菓子店は私ひとりで切り盛りしているので、たとえ私が元気でも、家族が体調不良になればお店を開けることは難しくなります。でもエニママなら、家族の状況にほとんど左右されず仕事ができるんです。エニママは、とてもありがたい仕組みだと感じています。

家族で念願の北海道へ! 自由に働ける環境だから、スケジュールを合わせることができました

人とつながれる場所が大切と実感したからこそ、自分のお店もつながりになりたい

――次に、ご自身の事業について教えてください。ユキヨさんは、ゼリー専門店を開いていらっしゃるんですよね。なぜ、ゼリーを選ばれたのですか?

日本各地の季節の果物や、香り豊かなコーヒーなどの厳選素材を使ったゼリー専門店「今日も、ゼリー日和。」が私のお店です。店舗販売とネット販売を月1回ずつ行うスタイルをとっています。

もともと私の家族がみんなゼリーが好きだったというのが、ゼリー専門店を開いたきっかけです。それにゼリーってヘルシーでやわらかくて、老若男女多くの人が食べられるお菓子なんですよね。それだけじゃなく、アレルギーがあったり、少し体調を崩していたりしても、ゼリーなら食べられることも多い。その優しさが素敵だなと思って、ゼリー専門店に決めました。

日本各地の果物や香り豊かなコーヒー等、厳選素材で作られる季節を味わうゼリー

――では、ゼリー専門店やユキヨさんの今後の展望を教えてください。

私のお店にはいろいろな背景のある人が来てくれるんです。だからこそ、将来的には、ささいな会話や人と人との交流のできる「人とつながれるゼリー屋さん」になりたいですね。赤ちゃん連れのママパパや、いろいろな悩みのある人が買いに来て、私や他のお客さんと少しおしゃべりして、気持ちも晴れやかになれるようなお店にしたいと思っています。

会社で長く働いてから、少し一人で働く期間があって、その後エニママに出会ったことで、人のつながりの大切さをさらに自分で実感できるようになっただけに、つながれる場所は本当に重要だなと感じているんです。

プライベートでは、家族の一人ひとりが好きなことに夢中になれる環境をつくっていきたいです。私は仕事にも趣味にも夢中になっているので、楽しんでいる大人の姿を子ども達に見せていきたいと思っています。大人が楽しんでいたら、きっと子どもも楽しいはずだと信じているんです。

会社に勤めていた時、子どもの横で仕事をしている私の顔は、しんどそうだったと思います。でも、今は仕事しているときも、心底楽しんでいる表情のはずです。子どもには、楽しんで仕事をする、自分の背中を通して世の中楽しいなと思ってほしいなと願っています。

お客様がほっと一息つける場所「今日も、ゼリー日和。」

▶︎今日も、ゼリー日和。
公式サイト公式Instagram

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「チームで動く在宅ワーク」というスタイルだからこそ、自分に合った働き方を主体的に選べるのがエニママです。ディレクターとしてチームをまとめる働き方がある一方で、チームの一員としてメンバーと協力し業務を行う働き方もあり、そのどちらも重要なエニママの一員なのです。

ユキヨさんのように自分の事業を持つかたわらでチームの一員としてちょうど良い距離を保つのも、働き方のひとつ。環境に合わせて働き方を変えられるのがエニママの特徴といえるでしょう。

やりがい・収入・人とのつながりのバランスの良い働き方を選択したユキヨさんのお話からは、新たなエニママとの付き合い方を見つけられたのではないでしょうか。

インタビューへのご協力ありがとうございました!

取材・記事執筆:AnyMaMa 金子 ゆかり

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