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地方在住ママがエニママで手に入れた、私らしい複業ライフ。「何事にも挑戦してみることの大切さ」を子ども達に伝えたい【キャリアインタビュー】#3

お話を伺ったのはこの方
▶︎神田 葵さん
・お住まい:宮崎県
・家族構成:夫、小3男子、小1男子、年中女子
・エニママ在籍期間:2025年~現在
人口4,000人の小さな町で、3人のお子さんを育てている神田葵さん。現在は『エニママ』の仕事を請け負いながら、フリーランスのデザイナーやタコス屋での仕事を両立する、“自分らしい働き方”を実践しています。
「働き方の選択肢が限られている」と思われがちな小さなまちで、彼女はどのようにして自身のスキルを活かし、現在の働き方を築き上げたのでしょうか。
エニママとの出会いによって実現した、場所や環境に縛られない「自分らしいキャリア」の形についてお話を伺いました。

目次
フリーランスからエニママへ。仕事選びの転機
━━まず、神田さんがエニママに登録したきっかけを教えてください。
友人からの紹介がきっかけでした。会社を辞めて職業訓練校を卒業したタイミングで、久しぶりに連絡をくれたんです。彼女はフリーランスのヘアメイクをしているのですが、そのほかに、ベースとなる安定した収入源としてエニママの仕事をしていると教えてくれました。
その時、私はフリーランスでデザインの仕事をしていたのですが、収入が安定しないことに少し悩みを抱えていたんです。エニママの存在を全く知らなかったので、詳しく紹介してもらいました。
そもそも、フリーランスでデザインの仕事をするなら、実務とは別に『営業』をして仕事を探なければなりません。でも私は、仕事を探すことより、常にデザインに携われる環境にいたかった。だから、さまざまな案件に出会えるエニママで仕事を探してみようと思いました。ここなら、営業に奔走しなくてもクリエイティブな仕事に没頭できるかなと考えたんです。
━━エニママでの最初のお仕事は、SNS運用だとか。実際やってみてどうでしたか?また、現在はエニママでどのようなお仕事をしていらっしゃるのでしょうか?
SNS運用は過去の経験もあり、自分のアカウントでも発信していたので、比較的スムーズに飛び込めるお仕事でした。ただ、扱う業種や媒体が変わることで、自分にとっては「新たな挑戦」という側面も大きかったと感じています。
できることが増えていくのは嬉しいですね。その後は当初考えていた通り、デザインの仕事をメインでやっています。

少しハードルが高い仕事でも「まずは挑戦してみる!」
━━今まで一番印象的だったのは、どのようなお仕事ですか?
離島のワーケーション事業のガイドブックと、動画の制作です。
ガイドブックを納品した時、クライアントから「とても素敵に仕上げていただきました」という言葉をかけてもらいました。気に入っていただける成果物を届けられたことは、大きな自信と今後の励みになりましたね。
━━離島ワーケーション事業のお仕事はどのような経緯で参画されたのですか?
この案件の募集は目にしていて、興味もあったのですが、納期や内容を考えると「自分には少しハードルが高いかもしれない」と感じ、当初は応募を見送っていたんです。
迷いを払拭してくれたのは、同じくデザイナーである夫でした。「挑戦してみたら?きっとできるよ!」と背中を押され、思い切ってエントリーしました。
その後、これまでの制作実績を見てお任せいただけたと聞いています。とても嬉しく、制作中も大きなモチベーションになりましたね。
もともと私はマイペースで、慎重になりすぎて仕事をセーブしてしまうことも多かったのですが、この経験をきっかけに「まずは挑戦してみる」という姿勢の大切さを実感したんです。実際に挑戦したことで、スキルアップや実績づくり、次の仕事へとつながっていると感じています。
そして、そんな私の姿を見て、子どもたちにも「何事にも挑戦してみることの大切さ」を感じてもらえたら嬉しいと思っています。
━━離島ワーケーション事業のデザインを担当して、どのようなところが大変でしたか?
とにかく事前のインプットに膨大なエネルギーが必要でした。今回は構成案から自分たちで作ることになっており、まずは対象について深く理解しないと一歩も前に進めないんです。
自分で調べる時間はもちろん、お話をうかがって「どういう流れで作るのがベストか」を詰めました。その“理解を深めること”が想像以上に大変でしたね。
それに伴って、自分のキャパシティや時間配分もかなり追い込まれてしまいました。実は、制作に集中している時期は、どうしても子どもたちと向き合う時間が十分に取れないこともあったんです。そこは本当に心苦しかったのですが、主人の協力に助けられました。
━━かなりやりがいのある案件ですね。「ご主人に協力をしてもらって」と仰っていましたが、具体的にはどのようなサポートがありましたか?
どちらかが大変なときは、もう一方がカバーする。“お互いさま”というスタンスを大切にしてきました。主人はお迎えやお風呂、寝かしつけまで、本当にいろいろと動いてくれて……。二人で支え合いながら乗り越えてきました。
━━ご主人が子育てのサポートに積極的なのですね。サポートをしてくれているご主人との関係で気を付けていることはありますか?
気をつけていることは2つあります。
1つ目は、互いのサポート分量を同等にするようにしています。例えば、夫が月2回家をあけて仕事をするなら、私も同じ月2回までサポートをお願いする形をとっているんです。
2つ目は、頼み方と頼むタイミングを工夫しています。頼み方は「ごめんだけど、仕事が急遽入ったから○○○お願いしてもいい?」というスタンス。そして頼むタイミングは、相手がこちらにお願いをしてきた時を狙います。そうやって、自分も相手も気持ちよく承諾できる状況を作るようにしていますね。
また、子育てをしながらの仕事は、決して楽ではありません。でも、日常の中でも「この表現はあんな時に活かせるかも」と、常にアンテナを張ることを大切にしています。時間的な制約があるからこそ、日々の気づきを言葉のストックとして蓄え、仕事の質へと繋げるという工夫をしているんです。
━━神田さんがエニママの働き方に触れて、「良かったな」と感じる点を教えてください。
私は営業が苦手です。エニママでは案件に対する募集がかかり、それにエントリーするシステムなので、営業が苦手な私からするとありがたいと思います。さらに、私のように地方のまちに住んでいると、仕事があったとしても報酬が低いケースもあり、今まで積み上げてきたスキルが崩れてしまう気がしてしまうんです。
また、会社勤めの場合、一定期間ごとに評価されるかと思います。一方エニママは、それよりも早い段階で、他の業務でのアウトプットを見てくれているなと感じました。そしてそれに合わせて、挑戦するチャンスをもらえるように思います。
住んでいる場所は関係なく、地方に住んでいるからと言って単価が低いということもありません。エニママではそんな働き方ができることが嬉しい点です。
━━「評価してもらえたな」「自分の良さに気づいてもらえたな」と感じたエピソードを教えてください。
一番印象に残っているのは、ある動画制作の案件で、クライアントから「泣きそうです」と言っていただいたことですね。実はその時、ご依頼自体はすごく「ざっくりとしたイメージ」だったんです。
でも、そこから自分なりに背景を読み解いて、意図を汲み取って形に仕上げたところ、「あんなにざっくりした依頼だったのに、全部汲み取ってくれてありがとうございます」と、本当に喜んでいただけました。
正直、制作の過程はかなりハードで、自分を追い込んでいた時期でもあったので、その言葉をいただいた瞬間に「頑張ってよかったな」と、すべてが報われたような気持ちになりました。
「働き方にはさまざまな可能性や選択肢がある」とアンバサダーとして発信していきたい
━━神田さんは、エニママのアンバサダーを務めてらっしゃいますよね。何か手を挙げるきっかけはあったのでしょうか。
もともと個人アカウントでの発信活動をしていたこともあって、「今の自分」を伝えることは私にとってごく自然なことでした。
その中でアンバサダーにエントリーした大きなきっかけは、周りの友人や前職の同僚たちの存在です。みんな、子育てのことや職場での人間関係など、日々いろいろな悩みを抱えていて、話を聞いているうちに、「その働き方のままで、本当に大丈夫かな?」と心配になる場面がたびたびあったんです。
私自身、エニママを通じて新しい働き方に触れていたので、「世の中には、もっといろんな選択肢や働き方があるんだよ」ということを、悩んでいるみんなにもっと知ってほしくて、エニママのアンバサダーに立候補しました。
━━実際にエニママについて発信してみて、周囲の反応はどうでしたか?
友人や知り合いから「エニママって具体的にどんな仕事があるの?」とか「そもそもどういう仕組みなの?」といった質問をいただくことが増えましたね。
時には、個人的にランチに行ってお話しすることもあります。そこで私の経験を伝えて、実際に2人ほど、エニママに登録するきっかけを作ることができました。
悩んでいた友人たちに、別の働き方や新しい選択肢があることを知ってもらえたのは、私にとってもすごく嬉しい体験でした。アンバサダーとしての活動が、誰かの一歩を後押しする「いいきっかけ」になれているのかな、と手応えを感じています。

エニママ・フリーランス・タコス屋……やりがいを感じる複業
━━フリーのデザイナーとタコス屋、そしてエニママ、3つの仕事を掛け持つ神田さんですが、それぞれの仕事を続けている理由やモチベーションは何ですか?
自分のペースに合わせて業務量や稼働タイミングを調整できるエニママの働き方は、私にぴったりでした。自分らしく働けているなと感じます。
でも、ずっとデスクに座りっぱなしで、常にいろいろな人と細やかに調整しながら進めていく、そんな働き方1本にすることは、私にとってはすごく難しいこと。それに、もともとフレキシブルに働くのが好きなんです。だから、フリーランスとタコス屋での仕事も私にとっては欠かせないものと言えます。
そんな生活の中で、自分のやりたいことを続けながらも家計を支えるために、ベースとなる収入源として「エニママ」があります。
私は、エニママでのお仕事を「これまでの経験やスキルを活かして実績を積み重ね、さらにスキルアップしていける場所」だと捉えています。営業担当さんやクライアント様との調整をしてくれるディレクターさんがいるチームの中で新しい挑戦をしながら、経験値を積んでいけるーーそこにプラスアルファで報酬がついてくる、という感覚です。
目先の報酬だけでなく、中長期的な自分のキャリアやスキルの成長を考えたときに、エニママでの経験は自分にとって大きな資産になっていると感じています。

今後は挑戦してみたいことは「物づくり×子育て」
━━神田さんのこれからについて、夢ややりたいことを教えてください。
私は小さい頃からとにかくものづくりが大好きです。今、デザインやタコスの販売など多方面で活動しているのも、すべてはその延長線上にあると感じています。
最近特に力を入れているのが、親子向けの野外活動です。
きっかけは、保育園の先生から「野外活動が好きなら一緒にやりませんか?」とお声がけいただいたことでした。2023年から、もともと保育園だった施設に隣接する森で、火起こしや釜炊きご飯、野草を採って天ぷらにするといった活動をしています。
実は、うちの子たちは普段はインドア派でゲームばかりなのですが、この活動の日だけは楽しみで仕方ない様子なんです。そんな姿を見て、「外で遊ぶきっかけ」を作ることの大切さを実感しました。ここでは「やってもいいし、やらなくてもいい」をテーマに、0歳から小学生までが自分の感性で自由に過ごせる場を目指しています。
私は主に広報としてSNS発信や動画制作を担当していますが、エニママで培った「まだ言葉になりきらない熱い想いを形にしてしていく力」や「手戻りを防ぎ、プロジェクトの質を担保するコミュニケーションのコツ」が、すごく役立っていますね。
この活動をさらに広げて、今後は「子ども向けの工作教室」のような、自由に創造できる場をつくっていきたいと考えています。
そして、もう一つの大きな夢は、再び海外へ行くことです。
学生時代に海外で暮らしていた経験を活かし、いつか海外で自分の調理のスキルを活かしたお店を持ちたい。デザインも、食も、子どもたちとの場づくりも、形は違えどすべては私のものづくりの一部です。
AIなどの技術も味方につけながら、自分らしい働き方の幅をさらに広げて、世界を舞台に挑戦し続けていきたいですね。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
子育てと自分の「好き」を両立させている神田さん。エニママを働き方を軸に加えたことは、不安定なフリーランスの悩みを解消するだけでなく、夢を実現するための確かな実力を磨くステップにもなっています。
場所に縛られずスキルを活かしたい人、そして新しい自分に出会いたい人に、エニママという選択肢は、きっとあなたの可能性を広げてくれるはずです。
インタビューへのご協力ありがとうございました!
取材・記事執筆:AnyMaMa 安齋 美咲
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