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エニママを経て独立開業!自分のスキルが価値になると気づいて起業を決意したママの事例
数多くある在宅ワーク支援サービスのなかで「エニママ」を選ぶママたちは、何に悩み、どのような選択をしているのでしょうか。
エニママで働くママ一人ひとりの経験にフォーカスして、その活躍事例をご紹介します。
今回は、エニママでの仕事の経験を経て会社設立へと至った、南淵さんにお話を伺いました。
目次
周りの働けるママを羨ましく感じた、主婦時代
ー本日はお忙しいなか、ありがとうございます。さっそくですが、まずはエニママと出会う前の南淵さんについて教えてください。
はい、よろしくお願いします。
結婚出産前の簡単なところでいうと、新卒で素材メーカーに入社し、工場の総務部でバックオフィス業務を経験しました。その後、本社に転勤になってからは人事部で労務にたずさわっていました。
11年ほど同じ会社に勤めていましたが、結婚をきっかけに退職し、子どもが2歳になるくらいまでは、専業主婦として家事育児に専念していましたね。
子どもが乳児のときはあまり感じませんが、1歳を過ぎた頃から周りのママ友がどんどん保育園を決めて復職したり、疎遠になったりしました。
私は退職しているので保育園に預けられなかったこともあって、周りの働けるママが羨ましいような…。「私も働けるなら、働きたい」という気持ちでした。
退職したことに後悔はないし、子どもの成長を近くで見守ることの充実感もありましたが、やっぱり心のどこかで宙ぶらりんというか、身動きが取れない状況への苦しさもありましたね。
「仕事をしたい」という気持ちはずっと持ち続けていました。子どもを一時保育に預けられるところが見つかったので、社会との繋がりを持ちたい一心で、ファストフード店で週1回アルバイトをしてみたりしたこともありました。
私が働いていたファストフード店は、週1回2時間からでも働けたんですね。お昼どきだけシフトを入れてもらって、1年くらい続けたかなと思います。
接客業は大変なイメージもありますが、同じ主婦の方もいらっしゃったり、学生の方との接点があったり、とても楽しくて。家族以外の人と話せることは貴重でしたね。仕事で失敗したときは、高校生に慰めてもらったり…(笑)。
ーありがとうございます。では、エニママを知ったきっかけを教えてください。
ファストフード店での仕事は楽しかったのですが、接客業ということもあり、コロナ禍をきっかけに退職しました。ファストフード店のアルバイトと並行して、在宅でできる仕事を探していたときにエニママを知りました。
当時は、暇さえあれば在宅でできる仕事がないかネットで検索していましたね。
一時保育もコロナ禍の影響で閉鎖されてしまって、働ける時間も子どものお昼寝のタイミングで数時間だけという生活だったので、短時間からでも在宅で仕事ができることが魅力でした。
エニママの「ママを支援する」というメッセージに強く惹かれたところもあります。
子育て期間のブランクもあったので、自分にできる仕事が見つかるか不安も感じていましたが「支援」という言葉に、求人サイトやマッチングサイトとは違うのかもしれない、という期待もあったのだと思います。
在宅ワークのサービスって本当にたくさんあって。そのなかでも、元リクルートの方と主婦の方が立ち上げたサービスというのも信頼感を持てた点ですね。
エニママでの経験が自信を取り戻すきっかけに
ーエニママでの仕事を通して得られたことはありますか?
最初は、在宅で働くことにイメージが持てなかったのですが、1日1時間とか、スモールスタートができたことで少しずつ慣れることができました。SlackやGoogleドライブの使い方も「こんなふうに使うんだ」という感じで。
工夫次第で、在宅でも仕事ができるんだなという発見もありましたし、小さなことですがツールの使い方一つでも成長している実感が持てて嬉しかったです。
あとは、私自身、新卒で入社した一社のみの経験しかなかったので、自分のスキルが対外的にどういう価値をもつのかが全然分かっていませんでした。
エニママで色々な案件、クライアントに関わることで、自分のスキルにも結構価値があるのだなと感じることが増えましたね。バックオフィスの経験って、必要としている企業がたくさんあるんだなというのが大きな発見です。
チームで働くことの楽しさに気づけたこともエニママを通して得たものですね。業務分担ができるのは育児中のママにとってはとても心強いことでした。
在宅ワークなので、顔を合わせることはないけれどSlackで雑談をしたりして、コミュニケーションを取ることが楽しかったです。在宅ワークでも、家族以外との接点や繋がりみたいなものが感じられました。
ーエニママでの仕事で印象に残っているお仕事、またはエピソードはありますか?
エニママでの最初のお仕事が、採用代行の業務だったのですが、私がスカウトしてクライアントに提案した方が、実際に採用となって入社された経験があります。それがとても嬉しかったです。
採用代行の仕事って、入社に至るまでがすごく難しいものではあるのですが、自分の仕事がきっかけでクライアントにも入社者さまにも喜んでいただいた経験は強く印象に残っています。
自分の仕事が誰かの人生に関わる瞬間に、役に立てたことも良かったなと感じます。
エニママでは珍しいのですが、実際にクライアントのオフィスに出社して業務を行ったこともありました。クライアントと対面でコミュニケーションをとって作業できたことで、その後リモートでの業務がスムーズになりました。
クライアントがYES、NOで返事をしやすいように工夫する
ー仕事を通して得たことややりがい、自信に繋がったことがあれば教えてください。
エニママで仕事を始めた頃は、働けることが嬉しくてつい仕事を詰め込み過ぎてしまうところがありました。あれもこれもやってみたい、というような。最近は、なるべく優先順位をつけてやるべきことに集中するようにしていますね。
あとは、在宅ワークなのでテキストでのコミュニケーションには気をつかっています。クライアントが見てすぐわかるように文面を工夫したり、YES、NOで答えられるようにしたり、そういった小さな工夫も在宅ワークで得た学びだと思います。
労務の知識なんかもそうですが、自分ではたいしたことない、当たり前だと思っていることが、意外とクライアントで重宝されたりしていて。自分のスキルが活かせる場面がまだまだたくさんあることに気づきました。
ーご担当されたお仕事で大変だと感じたことがあれば、教えてください。
そうですね、ミスに対する緊張感は常にありました…。ある程度、マニュアルが整ってるお仕事であればいいんですが、そうじゃないことも結構あります。自分自身で考えて判断しなければいけないようなシーンも経験しました。
その経験から、自分自身がミスしないような仕組み作りを考えて仕事に取り組むという意識が大きくなりましたね。いかにミスしない仕組みをつくるか、ミスした際の謝罪やリカバリーなどは、かなり気をつかっています。
エニママを通して自分のスキルには価値があると実感し、起業を決意!
ー起業しようと思うに至ったきっかけはなんですか?
エニママで自分の力に自信が持てたこともあって、エニママ以外のところでも企業と直接契約という形で少しずつ仕事をするようになりました。
そこで、業務委託として仕事を受けつつ自身で法人化されているという方に出会って、法人化に興味を持ったのがきっかけです。
自分が個人事業として受けている業務を、ゆくゆくは事業として拡大していきたいという気持ちもあり、まずはやってみようという気持ちで法人化の手続きについて調べ始めました。
法人化の手続きはすべて自分でおこなったのですが、とても勉強になりましたし、自分自身の業務にも活かせると感じましたね。
エニママで感じた「雇用ではない働き方」が私自身に合っていたことも、起業に踏み切った大きな理由です。業務委託だと業務に対する責任はもちろんありますが、自分自身で調整したり、交渉したり、コントロールができる。
自分の得意なところを活かして、仕事ができることは私にとってすごく魅力的でした。
スタートアップのバックオフィス業務の支援やDX化のコンサルティング事業をスタート
ーご自身の今後のビジョンを教えてください。
エニママでの仕事も含めて、多くの企業さまのバックオフィス支援を経験し、さまざまなツールを使う機会がありました。
コロナ禍をきっかけに企業のDX化が進み、次々に新しいツールが出てくるなかで、ツールを導入したもののうまく活用できていなかったり、何が自社に合っているのかを見極められなかったりする現場の担当者さまも多くいらっしゃいます。
私がエニママでの経験を通して得た知識やスキルを、より多くの企業さまの支援に繋げられればと思い、2022年1月に「合同会社九段北シティグループ」を設立しました。
スタートアップのバックオフィス業務の支援や中小企業向けに労務系のクラウドツールの導入コンサルティングをおこなっています。
これからも、エニママでご支援しているクライアントのお仕事は続けていけたらと思っています。また、自社のクライアントでお困りの方がいたらエニママのサービスのご紹介をしたりなど、良い形で協業していければうれしいですね。
ー最後に、これからエニママで仕事を始めるママにアドバイスをお願いします。
「チャレンジすること」はとても勇気がいると思います。育児中なら尚更です。でも、エニママには無理のない範囲でお仕事ができる仕組みがたくさんありました。
私自身、経験しないとわからないことも多くて、とにかくやってみた結果、学びや発見をたくさん得られたと感じています。
エニママでのお仕事は、本当に小さなことからスタートできるので、なりたい自分に向かうための助走期間だと思って、少しでも気になっているものがあれば、ぜひ挑戦してみてほしいですね。
ーお忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
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